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〜髪の毛を逆立てて怒る 〜

 『髪の毛を逆立てて怒る』、三国志の「怒髪冠を衝く」も、ものすごく怒っている様子で、髪の毛が逆立ち、頭にかぶっていた冠が突き上げられる程だと言う、怒鳴り声が聞こえてきそうな大げさな表現なのである。

 では実際に毛が逆立つのであろうか?
 顕微鏡で皮膚の組織をみてみると毛髪の根の部分(毛包)に起毛筋が斜めに付着していて、筋が収縮すると毛が直立するシステムとなっている。この筋は自律神経の支配なので自分の意志で毛を逆立てることは出来ないが、怒り、恐怖や寒さが強いと自然に起毛筋が収縮し毛が直立し、鳥肌が立つ。動物では自分の意思で寒い時に、毛を逆立てて空気を保有して暖かさをキープしている。

 人間の起毛筋は人種による違いはないが、毛の性質は人種によって異なる。例えば、白人の毛は少しカーブしており柔らかく毛の太さは中等度。黒人の毛はややカーブしてリボン状で平らで太い。アジア人は真直ぐな太い毛で硬いなどの特質があり毛の性質をみるとある程度人種の区別ができるという。この様に東洋人の毛は太く硬い毛なので、毛を逆立てた時に目立つので大げさな表現につながったのかもしれない。

 自分の毛を禿げた部位に移植する自毛植毛は安全で且つ生着もよい。しかし起毛筋は毛と一緒に移植できないので、移植後は残念ながら毛を逆立てることは出来ない。

《追加》
 さて、怒ってもいないのに頭の毛を逆立てるスタイリングやモヒカンは若者の流行であるが、これはおしゃれというより目立ちたがりである。また元首相のテカテカヘアークリームもやりすぎ!男の本当のおしゃれはあまり目立ってはいけない。

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