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〜禿は精力絶倫?〜

 以前は禿げの人は精力絶倫といわれ女性からもてはやされいたことがある。一寸昔の話しになるが「王様と私」で有名になったユール・ブリンナーがその象徴であった。その当時社会的にも女性関係でも話題を提供するような会社のお偉方に禿げが多かったこともあり禿げは精力絶倫となったようである。

 実際に医学的研究の結果でも脱毛と男性ホルモンとは非常に関係が深いことが検証されている。しかし一般に言われるように、男性ホルモンの量が多いからではない。すなわち脱毛する毛の生える場所が限られ、その部位の毛包自体に遺伝的な原因があり、これらの毛包は男性ホルモンに対する感受性が異常に高くなっているのである。従って男性型脱毛症で禿る部位は頭頂部と前頭部と決まっており、後頭部は禿げない。

 このメカニズムが最近解明されており、男性型脱毛がおこる前頭部と頭頂部の毛胞には5αリダクターゼI型、II型があり、これが男性ホルモンを10倍に活性化するので毛包の中にある毛母細胞が損傷を受け脱毛をおこすことが分かっている。

 自毛植毛ではこの現象を利用して、脱毛しない後頭部の毛包を1本1本禿げの部位に移植するのである。移植された毛包は移植の原理(ドナードミナント)にもとづき脱毛しない。ところが同じ作用が顎髭、腋毛や陰毛に対しては脱毛でなく成長を促し、毛を太くするという反対の作用をおこす。人間の身体の不思議な点である。

  さて、禿げの精力絶倫についての臨床データとして「好きものと評判のママさん」達にこっそり聞いてみたのだが・・・残念ながら特に精力絶倫と言う訳ではなかったという答えが返ってきた。

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